研究内容

Simons Observatory

Simons Observatoryは、南米チリのアタカマ山脈に設置された地上望遠鏡を用いた大型国際実験プロジェクトです。宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光の精密観測を通して、インフレーションからニュートリノ、宇宙の大規模構造の解明等、幅広い科学成果を目的としています。 桜井研究室では、超電導磁気軸受を用いたサファイア半波長板システムや反射防止構造付き光学素子の開発、データ解析などを担当しています。


  • 南米チリ・アタカマ山脈における望遠鏡”郡”を用いた日米欧主体の世界最大規模のCMB地上実験

  • 全世界300名以上の研究者による国際コラボレーション 

  • 約10万個の超伝導検出器アレイを用いて、複数台の大・小口径の異なる望遠鏡で広範囲かつ高分解能で宇宙を網羅的に観測 

  • 日本チームは原始重力波探索に焦点を当てた小口径望遠鏡の装置開発からデータ解析まで幅広く担当 

  • 増強計画として日本主導の小口径望遠鏡開発が進行中 

  • 日本の参加機関 : 諏訪理科大(桜井研究室), 東京大学, 京都大学, 東北大, 高エネルギー加速器研究機構