最先端工学技術を用いて宇宙創生や未知の物理現象に迫る!

公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科 桜井研究室 です。当研究室では「宇宙マイクロ波背景放射」の観測から宇宙の起源の研究や未知の粒子の探索などを行っています。

お知らせ

2024.07.17
ゼミ研究1(学部3年) 成果発表会
2024.04.01
初代の学部4年生11人が桜井研究室に配属されました。
2024.04.01
桜井研究室が発足しました!

研究内容

Simons Observatory
Simons Observatoryは、南米チリに設置された地上望遠鏡を用いた大型国際実験プロジェクトです。宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光の精密観測を通して、インフレーションからニュートリノ、宇宙の大規模構造の解明等、幅広い科学成果を目的としています。
桜井研究室では、超伝導磁気軸受を用いたサファイア半波長板システムや反射防止構造付き光学素子の開発、データ解析などを担当しています。
LiteBIRD 衛星計画
LiteBIRDは、2032年の打ち上げを目指すJAXA主導による科学衛星計画です。全天における宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の精密偏光観測を3年間行い、熱いビッグバン以前の宇宙を記述する最有力仮説であるインフレーション宇宙仮説を検証します。
桜井研究室では、LiteBIRD 低周波望遠鏡用偏光変調装置や系統誤差解析、銀河放射除去法の開発などを行っています。
低温光学デバイスの開発
CMB実験で扱うミリメートルの波長の電波は、宇宙論のみならず通信、気象、産業等の様々な応用が可能です。この光を効率的に集光し検出するためには、低温でも安定動作する鏡やレンズ、フィルター等の光学素子、半導体、機械構造体などが不可欠です。宇宙・大気圏外等の次世代産業への応用を目指し、広帯域かつ高精度な低温デバイスの開発を目指します。特に、ミリ波偏光板や反射防止、低温駆動機構、低温半導体の研究を行っています。